2010年03月

2010年03月25日

目の手術 1 

皆さま、ご心配をおかけしましたが 無事退院してきました。

チューリップ


入院中は とっても寒い日々が続いていたようですが
退院してからは 暖かくなり ありがたいことです と
思ったのもつかの間 昨日 今日は すごく寒いですね〜

さて 入院中のお話を。。。

今までの目の手術のお話は 
目の手術 & カフェトロワグロ 」
マイルで行くハワイ家族旅行2、綺麗な写真〜目の手術」です。 

前にもお話ししましたが 入院した病院は 海のすぐそばにあるので
病室や廊下から こんな感じで海が見えました。

病院からみる海


看護師さんも 患者さんも 皆さん こちら側のお部屋のことを 
「 オーシャンビュー 」 のお部屋、と言っていましたし 
退院の時も 「 チェックアウトは何時ですか? 」 と言っている方が
多くいて まるで 小旅行に来ているような感じの日々でした。

病院食


さて 手術は月曜日でしたので 前週の金曜日に入院しました。

その日は 検査や先生の説明を受けて いったん外泊し 
日曜日の夕方、病院に戻ることになっていました。

金曜日の検査のことです。

その病院に新しい検査の機械が入ったので その機械で検査をしましょう、
ということになりました。
それは その日から使える新しい機械なので 使いこなせる先生が
一人しかいなくて その日に 他の先生方も 初めて操作を習うと
言うことで なんと私が その機械で検査をする初めての患者さんに
なっているそうなのです。 ( わぁ〜 なんか重荷ぃ〜〜〜 )

中年の女性の先生が 開発に加わって出来た機械らしく 
他の先生方もたくさん集まってきて 一同が見守る中
私の検査が始まりました。

何しろ初めてなので まずソフトをコンピューターで立ち上げて
それからいろいろとデーターを入力して OK OK と進んで、
とこんな感じで始まったのです。

春の花1


そしてようやく私の出番で パソコンの画面を見ながらボタンを押す、
という いつもの視野の検査とさほど変わらない 私にとっては
やり慣れた検査でしたので 意外とスムーズに 快調に検査は
進んで行きました。

その間 先生たちは これがどうの あれがどうの、とお話をしているので
なかなか集中できずに困りまりましたが 元来 私は 手先が器用で
このような細かい作業は得意な方なので 何のトラブルもなく 
スムーズにこなしていったのです。

が、途中で目が動くと エラーが出て 最初からやり直し、という事
なので 先生たちも エラーが出たら この先どうするの?と話して
いましたが エラーの画面が出たら それを見ながら説明するわ、と
指導する先生も 最初は余裕で言っていたのですが なかなかエラーが
出ないので 先生たちも ちょっと困っていて 挙句の果て
「 この患者さん、 うまいわ〜 普通はこうはいかないのよ、
必ずエラーが出るのよ〜 」 と ぼやく始末。

2


あら〜 なんか エラーを出さないといけない雰囲気かしら?
じゃ 私も先生方のお勉強のために この辺でエラーを出そうかと
思ったのですが エラーが出たら 始めからやり直しで 
また 15分の検査になると聞いたので まぁ これからまた15分間
この検査をやるなんて もうぐったりだわ〜と思いなおし 
集中して 絶対 瞳を動かさないぞ!と気持ちを引き締め 
とうとう最後まで検査をやりとおしました。

先生たちは 「 凄いね〜 この人 ( 私のことよ ) 
なかなか ここまで完璧に出来る人はいないよ。 」
と褒めてくれました。 
( なんだかあまり嬉しくなかったけれど。。。)

エラーの画面が出なかったので 先生たちは その後の操作が
分からず やっぱり教えている先生は 当惑気味でした。

検査後 担当の先生は 私に 
「 ありがとうございます。 この検査 1人1時間くらいかかると
聞いていたので 覚悟していたのですが 紀子さんが上手にやって
くれたので早く終わってよかったですよ 」
とお礼を言われてしまいました。
( う〜ん やっぱり なんだかね〜〜〜 )

とそんな幕開けからスタートした 今回の入院でした。


途中ですが 退院後 銀座の みきもとでランチをしました
ランチ1260円。
スープ メイン ( キッシュとフレンチトースト or リゾット)
シャーベットです。
お茶は別料金なので コーヒー800円 紅茶1200円くらい
したので ノーリーズカフェで お茶しました。

銀座ミキモト ランチ1


さて 検査の後 家に戻り 土、日、とゆっくりして 
日曜日の夕食までに戻ってきてね、 といわれていたのですが 
なんと 日曜日に津波が起こり お昼をのんびり食べていたら 
テレビの画面に次々と 電車が止まっていると、
出ているではありませんか?

わぁ〜 これから私の乗る電車も止まってるよ〜〜〜

ということで あわてて 他のルートで動いている電車を探し それで
行くことしましたが 途中でそれも止まるといけないから 
早くいった方がいい、と家族も言うので お昼御飯もそこそこに 
あわてて家を出た始末です。

なんだか 大慌ての波乱に満ちた 幕開けになってしまいました。

ランチ フレンチトースト


さて翌日が 手術です。

手術の日は 朝から 飲まず食わずで 待っているのですが
私の手術の順番は 4番目といわれていましたので 当初、
夕方の4時半くらいといわれていました。

ところが 突然 2時の手術になったと 手術室から呼び出しが
あったとかで 思いがけず早く 手術室に向かいました。

以前の診察や 入院してからの詳しい説明の時に 主治医の先生と
お会いしたのですが 真っ暗なお部屋で ( 診察室は暗室なので )
じっと私の眼を見て 一呼吸も入れずに 立て板に水状態で
お話してくれる先生の様子をみて
「 ねぇ〜、ちょっと あの先生 オタクっぽいね〜と 」 と
主人と話していました。

そのことを 娘のお友達のお若い先生に 言ってみたら
凄く笑っていて 「 う〜ん そうですか?。。。 」
「 でも手術の腕は 上手いので 大丈夫ですよ 」 と
励ましてくれていました。

それでも心配だった私は 手術室に行く途中 車椅子を押してくれている
看護師さんに こう尋ねました。
「 ね〜 あの先生、凄くオタクっぽいけど 大丈夫かしら? 」 と。

看護師さんはびっくりして 
「 え〜? 私たち毎日会っているから そんな風に感じないけれど
う〜ん 言われてみれば そうかもね〜。。。」 と。

「 だってね、 じぃ〜っと眼を見て 一呼吸も置かないで 
ずっと しゃべり続けてるのよ〜 絶対オタクよねぇ。 」 と私。

看護師さんは 凄く笑っていて
「 ふ〜ん、そう言えなくもないけれど。。。
 でも 手術はすごくうまいって評判ですよ 」 と。

それで エレベーターに乗って 手術室に入る直前に
「 あっ そうそう! あの先生 結婚しているし子供もいるのよ
だから 結構普通の人かもよ。 」 と看護師さんは言ってくれたのです。

「 お〜 そうなんだ〜 結構、普通の人なのね〜 よかった〜 」
と私も一安心して納得し 手術室に入りました。

黒米のリゾット


手術室はすご〜く広くて まるで 日産追浜工場のようでした。
( って行ったことないけれど 多分そんな感じ )
広いフロアーが 壁で区切られていて そこに手術室が何部屋も
あって 思ったより開放的な造りでした。

そして 私の手に巻いてある 患者の番号を識別するテープを
読み取って 名前や年齢を確認して。。。
( 足にもマジックで名前を書いたし、 目の上にも
紫色のマジックで印をつけているので 
凄く確認に力を入れている病院だと 思っていました。
それにその前に 看護師さんから 
「 紀子さん、本当に58歳? 若いわね〜 凄〜く若いわ〜 
やっぱり その秘訣 ドモホルンリンクル? 」 なんて
おだてられていたので とってもいい気分で 臨んでいたのです。 )

が、 先生たちが 私を見て ちょっと動揺しているのです。
5,6人の先生たちが びっくりしたような目で 私を見て
パソコンの周りに集まって 画面を見ながら ひそひそと 
何か話しているではありませんか。

わ〜 なになに??
ひょっとして 間違えた?

ベリーのシャーベット


暫く何か話し合っていたあと 例のオタクの先生が
私の車いすの前に来て 
「 紀子さん、紀子さんの手術までは まだだいぶ時間があります
どうぞ それまで ゆっくりと病室で待っていてください 」と。。。。

やっぱり3番目の人を呼ぶはずが 何かの手違いで
4番目の私を呼んでしまったということなのね。

変だと思ったわ、 4時半って言われているのに 
こんない早く呼ばれるはずがないものね。 

看護師さんも 「 大変だったわね〜 せっかく行ったのね〜 」
ということで 看護師さんと二人 手術室を後にしました。
その途中 「 ねぇねぇ あの先生 意外と普通の人だったわね、
それに 高岡蒼甫に似てない? 」と
私が言ったら 「 あぁ〜 宮崎あおいちゃんのご主人よね?
う〜ん 似てるちゃ似てるけど。。。 太った高岡蒼甫だね〜 」
「 それに手術室にいると 結構 いい男だったよね〜 」
なんて2人で軽口を叩きながら 病室に戻りました。

その途中で その話を聞いていた 若い男の先生が
「 僕は 芸能界に詳しくないんですけど 高岡蒼甫って
ルーキーズに出てる人でしたよね? 先生役ですか? 生徒役ですか? 」
と聞くので 生徒役よ! と教えてあげたら
「 やっぱ 無理がありますよね、 あの先生が生徒役というのは 」
と言うので 私と看護師さんが そろって
「 あの映画自体、 年齢に無理がある配役なのよ〜 」と
説明しておきました。
結局 やっぱり あの先生が 高岡蒼甫に似ているっていうのは
無理があるね、という結論にいたりました。

↓ 念のため高岡蒼甫です。
これって ちょっと よく映りすぎですよね。。。

高岡蒼甫 />




そして ようやく4時からの手術になるという事で 再度病室を出ました。
その間 手術室の責任者やら 看護師長? やら
いろいろな人が 私のベッドに 謝りにきました。

あってはならないこと、 本当に申し訳ありません、と。

まぁ 私的には 予行練習が出来たので 良かったのですが。。。

ノーリーズ イチゴのフレンチトースト


再度手術室に向かう時に 私を車椅子で運んでくれた看護師さんは 
さっきの人だったので また オタクと高岡蒼甫ネタで しばし
盛り上がっていたのですが 5時で看護師さんは交代なので 
「 じゃ お迎えは別の人が来るから 頑張ってね〜 」
「 うん、わかったわ〜 がんばるね〜 」 と言葉を交わし 
私は 手術台に上りました。

ぼけ


長くなりましたので 手術の様子は 次回で。

「 目の手術 2 」 はこちらです。