2010年11月
2010年11月18日
2010、夏 沖縄 「 喜瀬別邸 」 その2
2010年沖縄 「 喜瀬別邸 」 前回までのお話はこちら。
喜瀬別邸は お客様の一人一人に琉球風バトラーサービスを
提供する、ということが売り物のホテルです。
琉球風バトラーサービスとは
「 “琉球の先人達”が後世の我々に伝えてきた
心のこもった おもてなしを すべてのお客様に提供する
独自のサービスです。 」 だそうです。
そのサービスの一つが 朝のコーヒーサービスです。
モーニングコールをお願いすると その時間に 飲み物を
持ってきてくれるというありがたい物で
寝起きの一時 ベランダで お茶を楽しみながら
優雅な気分に浸ることが出来ました。
皆様がいらっしゃる時にも ぜひこのサービスを利用してください。
さて 喜瀬別邸のお食事をご紹介します。
沖縄の朝のすがすがしさ!
最初は朝ごはんです。
ダイニングは ロビー階の水の中に浮かんでいるかのような
建物内にあります。 ( ↑ の屋外席もあります )
沖縄の食材溢れる素晴らしい朝食です。
それらが 都会的にアレンジされていて とても食べ易く
私たち家族は この朝食に大満足でした。
お料理は 小鉢に盛ってあるものが多く 取り易く 食べ易く
本当に お客様のためを思った美味しいお料理の数々でした。
それにスタッフの方も 暖かいおもてなしの心を持った方々で
沖縄の食材の説明や ご自身のお仕事についてなど 会話も楽しく
朝から 気持ちの良い時間を過ごせました。
最初にお話するのを忘れていましたが この旅行は 主人と息子
と私の3人の旅行でした。
大学生4年の息子と母親の2人で行く卒業旅行というものが
はやっていると 以前、何かで耳にしたことがあって
私も息子とヨーロッパへでも 行きたいな、と思っていた時期も
ありましたが 息子は お仲間との卒業旅行の予定がいくつか入る
予定らしく そのうえ就職先の予定などもあり とても忙しいらしく
年明け以降 私などとは旅行に行く時間もないようでしたので
夏休みの終わり間近のこの旅行に 息子を誘って行ったのです。
でも一番喜んでいたのは 主人だったようです。
館内は 水に囲まれるように建っていて そのまわりの壁も
ガラスが多いので 回廊になっている部分でも 向こう側が見える
という 透明感あふれる 開放的な作りになっています。
夕食は 1日目は イタリアンレストラン
「 リストランテちゅらぬうじ 」 でいただきました。
日本一予約の取れない 「 ラ・ベットラ 」 の
落合務シェフ監修のイタリアンだそうです。
コースを2人前 ( 1人13000円 ) と私はアラカルトで
どれも ハーフポーションにして出して頂きました。
アラカルトだと1品が多いので 半分になりますか?と
お願いしたら 快諾してくれました。
内容によってはできないものがもあるようでしたが
小食の私には とてもうれしでしい配慮でした。
↑ の冷たいパスタ ( 1550円 ) と
↓ の鮮魚とホタテのグリル ( 2550円 ) の
ハーフポーションです。
( でもハーフにすると やはり割高になりますね )
夜のレストランです。
水の中を渡って行くイメージなので 夜は素晴らしい雰囲気で
素敵な作りになっています。
水に囲まれているオープンな構造なので やはりお子様の宿泊は
無理だな、と思いました。
勿論 ロビーを回って普通に館内を通って行けば 安全に行けますが
やはり私もこの雰囲気を楽しみたいので 朝、夕とも水の上の
石廊下を渡って レストランに行きました。
続いて 2日目の夕食です。
お隣の系列の喜瀬カントリークラブの クラブハウスの
テラスでのBBQです。
喜瀬カントリークラブは山の上にあるので 遠くに海が望めます。
遠くに見えるホテルは マリオットホテルです。
空模様が危ない 時々小雨がふる夕暮れでしたが
他のお客様が全くいない われわれだけのBBQ,
とても堪能しました。
何より昨日のイタリアンに比べて とってもリーズナブル、
たくさんのお肉、野菜 それにおにぎりが1人2個づつ
これで1人前3000円の お腹一杯のバーベキューでした。
クラブハウスへは 喜瀬別邸のスタッフが車で送迎してくれました。
さて 夜のホテルの写真を見ながら昨日の続きです。
お部屋に帰ってすぐバトラーボタンを押しました。
「 喜瀬別邸ご滞在中は 雑事の一切をバトラーに任せ。。。
客人へのもてなしの心を堪能頂ければ幸いです 」
とうたっている このバトラーサービスのボタンです。
私は事の顛末を話し ( 転んだのは自分の不注意だという事は
きちんと説明しました ) 足首をくじいてしまったので
湿布を頂きたいとお願いしました。
「 はい。。。 」 とのお答え。
????
「 はい、だって さ 」 と不満そうに言う私に家人達は
「 なに? 同情して貰いたいわけ? まったくう。。。」 と。
う〜ん、 別に同情して貰いたいわけじゃないけど、
何かあるでしょう、 普通は 何か。。。
暫くして バトラーさんが 湿布を持ってきてくれました。
「 はい、 湿布をお持ちしました 」 と言って。
それだけ? はい、それだけです。
ただ 湿布をお持ちしました、 だけなのよ。
ちょちょちょっと 何かあるでしょう?
お具合はいかかですか? とか
もし冷やすのでしたら氷をお持ちしましょうか? とか
病院へ行くのでしたら お調べしましょうか? とか
ねぇ なんかありますよね〜
何にもないのよ、一言も、暖かい言葉はないのよ。
しかも、しかも その湿布 ちっちゃいの2枚。
とほほ。。。。 私はその時 涙ながら 家人に
「 こんなちっちゃい湿布じゃ 直らないよ〜〜〜 」 と。
家人たちは しら〜と、痛がっている私をまたもや見下ろして
「 仕方ないじゃないか、自分が悪いんだから。
明日にでも大きい湿布、買えばいいんだからさ。 」 と。
つめいたいね〜
バトラーもだけど 家人もさ!
翌朝 もう一度バトラーさんに、小さい湿布を追加で頼み
足を引きづりながら 過ごしました。
朝食の時に 支配人風の人が入口に立っていて、ずっと
ダイニングを見まわしていました。
何を見ているのかは分かりませんが お客さまたちの様子を
見ているのでしょうね。
皆さん楽しんでいるのか、不手際はないか、など。
そうだとしたら 絶対、私の湿布をした足に気づく筈です。
しかも お客さんはそんなに多くはないんです。
週末ではないから満室ではなかったと思うし しかも3人で
宿泊できるお部屋はほんの数室しかないので 湿布をしている
私が誰かってことは 調べればすぐわかると思うんです。
もし本当のバトラーサービスならば 私が昨夜けがをして
昨日と今朝、湿布を貰ったことはパソコン上に記録が残って
いる筈ですよね。
そしたら その後お具合はいかがですか? くらい言いますよね。
でも なんにも言わないんです。
その後1日半 何度も館内で スタッフにお会いしたし
支配人風の方にもお会いしたけれど 痛そうに足を引きずって
歩いている私に 誰も何にも言わないんです。
それも かえっておかしいですよね。
つまり 結局、お客様が敷地内でけがをしたことについて
ホテル側の責任になったら大変だということで
それには触れたくないような感じが したんです。
これって考えすぎかしら?
家人は 体の不具合のことは 敷地内どうこう以前に
あえて触れてはいけない事になっているんじゃないの? と
すこぶるホテル側の態度を 好意的に取っていました。
そのうえ ずっと ごちゃごちゃ言っている私に2人とも
うんざりして いい加減にしなさいよ、 自己責任だよ!
ってきつく言われてしまいました。
やっぱり同情してほしいだけなんじゃないの? だって。
やっぱり同情してほしかったのかしら? 私。
だって本当に痛かったんですから。。。
結局 すごく痛いまま 喜瀬別邸滞在は過ぎていきました。
館内や お食事や プールなど 施設はすこぶる素晴らしい
ものだったし レストランなどの紹介や 近場への送迎など
色々 素晴らしい事はたくさん行なっているようですが
こうした不慮の出来事の時にこそ おもてなしの心が発揮されれば
もっとよかったのにな〜
こんなに素晴らしい設備があるのに 惜しいな〜 と感じました。
家に帰って たまたまネットで見つけたブログに
喜瀬別邸のジャグジーで足をけがして何針か縫ったと言う人
を発見しました。
滞在中は 車いすで過ごされたようです。
その方も ご自分の不注意と書いてありました。
今回の私の事も 本当に私の全くの不注意なのですが
ホテル側は それを知っておく事こそが一番大切なのでは、
と思いました。
そうすれば 夜のお庭への出入り口に懐中電灯を置いておく
などという配慮も 今後出来るかもしれませんしね
今回、あまりにもバトラーサービスとうたっているから。。。
私も ちょっと期待しすぎたかもしれませんね。
何かしてくれて当たり前、などという思い上がった気持ちに
なっていたのかもしれませんね、 私は。
( 隣で そうだ、そうだ、とうなずく主人、 とほほ。。。)
写真は昼間に行った 古宇利島です。
お天気が良かったので 本当にきれいな海と橋を
見ることが出来ました。
さて私が痛いのを我慢してお医者さんに行かなかった理由は
前にも書きましたが この後病院で MRI検査を受ける予定が
あったからなのです。
MRI検査では 金属の物をつけていると検査が出来ないので
足首に添え木でもされたら大変と思い じっと我慢して自然治癒
を願った私でした。
そして 無事MRI検査は受けることが出来ました。
今まで何度か MRI検査を受けたことはあるのですが
最初のころは 技師さんに 体に何か金属はつけてない? って
聞かれ 「 あっ、頭にピンがついてます〜 」
「 じゃ 取ってね 」 くらいだったのですが
前回くらいから厳しくなって マニキュアはだめよ、ってなって
今回は なんとマスカラ、アイシャドーも申告してね、 って
感じに かなり厳しくなっていました。
私が驚いて アイシャドウにくまどられた私の瞼を見せて
看護師さんにどうですか? と聞いたら
「 あら、それは大丈夫よ、 ラメが入っていなければいいのよ 」
と言うことでした。
そうなんだ〜 ラメ = 磁気がいけないようです。
最近ラメ入りのマスカラなんかも多いので 注意に注意を
重ねているんでしょうね。
驚きました。
でもなんとか MRI検査も済んだので ほっとしました。
足の痛みは1カ月以上続きましたが 私の友人もハイキングした際
前の人が草むらをどんどん進んで行くので 自分も歩いて行ったら
草むらの中にある穴ぼこに 足を入れてしまい くじいてしまった
と言っていました。
そしてその痛みは2ヶ月たつ今も 続いているという話でした。
やはり注意して歩かないといけない歳になって来たんですね。
あれこれ愚痴を書いてしまいましたが 自分の体は自分で
守るもの、 と家人からは注意され 身にしみました。
さぁ 次の2泊は ブセナテラスです。
そこでの対応は 私にとって それはそれは涙が出るほど
素晴らしいものでした。
2010年11月11日
2010、夏 沖縄 「 喜瀬別邸 」
私のブログでは いまだに 夏の話題で申し訳ないのですが
夏に行った沖縄旅行のホテル 「 喜瀬別邸 」 をご紹介します。
以前からしつこく話していますが」 9月にはイタリア旅行を企画して
いましたが 夏の検診で 首に腫瘍が見つかり CT検査をし、
その結果が出るのが 旅行に行く2日前だったので 泣く泣く
旅行を断念しました。
そして 9月初旬に診察を受け その後、移植の科の診察や
別の検査を入れられたので 結局イタリア旅行は 断念して
正解だったのですが 主人が長く夏休みをとっていましたので
その検査、診察の合間に 軽い旅行に行こうと思い 急きょ
計画したのが 国内でものんびりできる沖縄旅行でした。
本当はちょっと どこか海外に行きたかったのですが 何しろ
直前予約では 飛行機代がすごく高いこと、そして ツアーも
海外の場合は10日前までに申し込まなくてはならないことで
海外旅行は断念。
国内旅行でも 飛行機利用の場合は 直前予約は 飛行機代が
高いなど制約が多く いろいろ調べていましたら
JALの 「 おともdeマイル 」 というのをみつけ
急いで沖縄便を抑えました。
( 主人は 旅行の手配を嬉々としてやっている私を見て
あなたはよくこんな状況の時にも 旅行の事なんて考えられるねと
呆れていました )
この 「 おともdeマイル 」 とは2〜4人で旅行する場合
本人は1人1万マイルで飛行機を予約することが出来
同行する人は 1人往復2万円〜25000円で飛行機の便が
予約できるというお得なシステムなのです。
( 沖縄の場合は 1人往復25000円 )
しかも4日前まで ( 夜12時まで ) 予約できるという
ものだったので ぎりぎり沖縄便を抑えることが出来ました。
( 通常の早割りでも 沖縄便は 片道14000円なので
この25000円は大変お得です )
( プラス千円で クラスJ席 押さえました。 )
沖縄のホテルは この時期 思ったよりも空いていましたので
難なく直前でも予約できました。
最初の2泊は 「 喜瀬別邸 」 という山側のホテルに
宿泊しました。
以前から 旅好きの エルメスさんの妹さんから
「 母もお気に入りのすごく良いホテルなので ぜひ行ってね 」 と
勧められていたホテルです。
( エルメスさんとは 以前、移植のため入院していた時に
同室だった とってもきれいなお嬢様でした、
お母さま、妹さんともエルメスと旅行が大好きなご家族です。 )
開放的なオープンエアーなロビーです。
ロビーから見る レストラン棟。
水の上に浮かんでいるような建物です。
大人のためのホテルなので お子様は泊まれません。
そしてカップルを基本としているので ( 多分 )
3人宿泊は 1階のみのお部屋と限られています。
スーペリアルーム 45平米です。
このタイプのお部屋が このホテルでの一番下のカテゴリーです。
1階は 同じ系列の喜瀬カントリーのゴルフ場ビューですが
2階以上は 遠くに海が望めるでしょう。
正ベッドが3台ありますが ソファースペースもきちんと確保
されているので それほど狭苦しい感じはしません。
洗面所はダブルシンクで シャワーブースもあります。
そして何より 喜瀬別邸と言えば このバスルームです!
ガラス張りのバスルーム!
窓からは お庭が。。。
何度も言いますが 2階以上なら 海が望めます。
お部屋には 前もって連絡しておけばパソコンをおいて貰う
ことも出来ます。
綺麗なパンフレットもありました。
この喜瀬別邸は 2007年5月に出来た全97室の
スモールラグジュアリーホテルです。
そしてこのホテルの特徴は 「 バトラーサービス 」 なのです。
詳しくは 「 喜瀬別邸のおもてなし 」 を読んでください。
最近バトラーサービスを取り入れるホテルが多いですが
バトラーが24時間身の回りのお手伝いをしてくれるというのが
私にとってピッタリだと思い、 旅行前から メールで
お部屋のことを 問い合わせしていました。
最近 お部屋が暗いホテルが多いので 念のため
私が目が悪いことを伝えておいたのです。
ホテルからの回答は やはり雰囲気のため 室内も暗くなって
いるようですが お部屋係に明るくするよう伝えてくれる、との事
そして お庭も大変暗くなっているので 必要な時には
スタッフを読んでください、 お手伝いさせて頂くとの
お返事を貰っていました。
やはり バトラーサービスをうたってあるだけあって 安心して
宿泊できそうで 期待も高まりました。
屋外プールです。
まるで海外にいるような開放的な 素敵なプール。
お天気も最高です。
う〜ん ゆっくりできる、 素敵過ぎます。
プールのスタッフは にこやかでとっても気持ちの良いお兄さん、
いつもすぐお水を持って来てくれました。
プール横には 図書室というラウンジが。
お昼だけですが 飲み物がフリーで頂けます。
屋外プールのほかに 喜瀬別邸は スパ棟もあって
ホテルからはお庭を歩いて行くようになっていますが
( 車でも送迎してくれます )
ジャグジー、 デイベッド、 屋内プール そして
トリートメントスパ 「 やうら 」 もあります。
まるでジャングルの中に作ったような 緑あふれる森の中の
ジャグジー デイベッド空間です。
こちらでもジャグジースタッフのお兄さんが
すぐタオルやお水を持ってきてくれます。
サービスは満点です。
ジャグジーは それほど大きくないので 他の人が入っていると
他の人は入れませんので 繁忙期は入るのにタイミングがいりそうです。
この写真は昼間ですが 夕食の後3人で 夜のジャグジーを
見学に行きました。
私達のお部屋は このジャグジーのあるスパ棟に行くお庭に
近かったので スパまで送迎をしてくれるという車を呼ばず
歩いてお庭を楽しみながら行きました。
それに 私の両脇には 心強い、気心のしれた
家族バトラーが2人も付いているので 別にスタッフを
お願いすることもなく お庭を通って向かいました。
それはそれは幻想的なジャグジーやデイベッド、 まるで
バリ島にいるみたいで そのことを スパのスタッフに言ったら
何人かのお客様に そう言われた、 と言っていました。
バリ島ウブドのキラーナスパの小さいバージョンのようです。
一通り見学し終わって 私は
「 すてき、すてき! 」 とはしゃぎながらスパ棟を出て
真っ暗なお庭を歩いていた時の事です。
星がきれいなんです。
お庭は真っ暗なので よけい星がきれいです。
3人で 夜空を見ながら お庭をそぞろ歩いていました。
主人と息子が 私の足元を心配してこう言ってくれました。
「 ここには階段があるからね、 5段あるからね 」 と。
「 ふんふん、 は〜い 」 なんて気楽に歩く私。
( 半分聞いてない )
主人が階段を 「 い〜ち、 に〜ぃ、 さ〜ん、 しぃ〜 」
と数えてくれて 私に5段、階段があること念押ししてくれました。
主人 「 い〜ち、に〜ぃ、さ〜ん、しぃ〜 。。。 」
私 「 ぎゃぁ〜〜〜〜〜 」
主人、 息子 「 。。。。 」
私 「 きゃぁ〜〜〜、 い、い、 痛〜〜〜い 」
私、 5段目で 足を踏み外してしまったのです。
主人と息子が あんなに5段ある、って言ってくれてたのに。
私には なぜか4段しか見えていなくて 5段目があるとは
思わなかったのです。
そこで足を踏み外してしまい 足首をひねってしまい
起き上がれなくなってしまいました。
「 んもお〜 何やってるんだ! あんなに注意してやったのに! 」
と主人は おかんむり。
「 5段って 言っただろう!
それなのに なぜ4段で終わろうとするんだ! 」 と怒る主人。
息子も 呆れて
「 んもう! お母さんったら! 」 と怒る、怒る!!!
でもね、 怒ったって仕方がないわよね〜
起きてしまったことなんだから。
痛いのよ、 本当に足首が痛いのよ〜
起きあがれなくて 暫く しゃがんだまま 真っ暗な中で
うずくまっていました。
痛いよ〜痛いよ〜
「 。。。って一体どうするんだ 」 と暗がりの中で 上から
私を見下ろす主人。
う〜ん このままのわけにはいかず。。。
仕方がない、 起き上がってみるか。。。
痛い、痛い、 やっぱり 歩けないわ〜
その時 私の脳裏に浮かんだのが 昨年のこと。
足の小指を部屋の角にぶつけて 骨折した時に 小指に
小さな金属の添え木を付けた時のとこ。。。
骨折自体は それほど不便を感じませんでしたが その時に
ちょうどMRIの検査があって 体に金属をつけていると
MRI検査が出来ないという事で 検査の時に勝手に自分で
足に固定してある金属を取って 検査に臨んだ事があったのです。
事前に病院に電話して 状況を話したら やっぱり体に金属を
つけていると検査は出来ないから 取ってくださいって
言われたことがあったのです。
だから検査の前に自分でくるくると砲帯とテープを取って
金属辺を取り外していたら 技師さんが驚いて
「 だ、だ、大丈夫なんですか? それ取っても 」 と
驚かれたこと。
だって 「 あんたが言ったんじゃない? 取ってください 」
って、 思わず言ってしまったことなど 脳裏に浮かんだのです。
詳しくは ここと ここに書いてあります。
その時のことが頭をよぎって。。。
あぁ 去年と同じで この旅行が終わるとまたMRI検査を
する予定になっているんだわ、
だから 今度も添え木をすることは避けなくてはいけません。
だから お医者さんには行けないな、という事だったのです。
本当はお医者さんに診せようかな、と思うほどの痛さだったのですが
ここで見せると また 添え木とかされて MRI検査に
支障が出て 検査が出来なくなるといけないので 何としても
お医者さんは避けなくてはなりません。
だから 家族の前でも 照れ笑いをしながら 何とか起き上がって
歩き始めたのです。
もう泣き笑いです。
沖縄に来た 初日の夜にこの様(ざま)です。
主人と息子は そんなに痛いのなら お医者さんに行こうか?と
言ってくれたのですが
「 それはできないよ〜 」 とかたくなに拒み
「 バトラーサービスがあるから 湿布を貰うよ〜 」 と言って
両脇を2人の家族バトラーに支えられ 部屋に戻りました。
バトラーボタン一つ 押せばで
あなたの身の回りのお世話をしてくれる 「 バトラーサービス 」
どんな小さなことでも遠慮なくお申し付けくださいって書いてあったし
心強いサービスを期待していました。。。。
どうしよう 骨折してたら、 と言う私に 息子は
そんなところが骨折する筈はない なんて言うんです、
そうなのかしら? 骨折しない場所なんて あるのかしら?
などと言いながら バトラーボタンを押す私でした。。。
写真が多いので 次に続きます。
なるべくすぐ書きます。
( って別に期待させるほどの事はありませんが、 汗 )
2010年11月05日
季節外れですが。。。 夏の中華ランチ 〜 今の私
寒い日々が続いていますが 皆様いかがお過ごしですか?
実は私も元気とは言えないけれど 毎日普通に暮らしています。
↑ 写真は ビッグサイトのそばにある「 東京ベイコート倶楽部 」 です。
この建物は斬新なので 建てている時から 車でお台場やビックサイト
付近を通る時 いつも気にして行ってみたいな〜と思っていました。
たまたま 昔からのお友達で いつも素敵なレストランを
私に教えてくれる友人から
「 東京ベイコート倶楽部は 紀子さんが絶対気に入るはずよ!
ぜひ行ってみたら 」 と以前から言われていました。
その友人は 何度かここにお泊りもしているのです。
でもそう言われても こちらは 会員制ホテル。
( いわゆるタイムシェアー )
会員さんがいないと レストランにも入れません。
だから いつも外から眺めているだけでしたが 今回 ご縁があって
内部を見せて頂き 美味しいランチを堪能させて頂く事が出来ました。
中華レストラン、「 眺遊楼 」 。
店名通り 素晴らしい眺めのレストランです。
一階にあるイタリアンレストラン 「 OZIO 」 は 一般の方でも
利用出来ますが 24階にあるレストランは会員専用です。
この中華レストランのほかに フレンチ、日本料理があります。
綺麗な前菜のお皿の上には 「 東京ベイコート倶楽部 」
の形をしたガラスのオブジェが すくっと立っています。
中華といっても懐石風ですね。
さて 美味しいお料理の写真を愛でながら 私の事です。
8月初旬に首のリンパに腫れが見つかり イタリア旅行を断念
しました。
そしてその後 CTを撮り 腫瘍はまだ首にとどまっている という
事、その後MRIを撮り 腫瘍は首には数か所ある事が分かりました。
でもいずれも まだ小さいので悪性度は低いだろう、 という事で
様子見となっています。
その間に 移植の先生の診察を受け まだこのくらいなら
他の治療でしのげるのならば それで 様子を見た方が
いいだろうということになっています。
以前のお話は こことか ここです。
移植の先生は ここ数年の私を御存じないので 診察時の元気な
私をご覧になって 移植はまだ早い、と言っていたようなのですが
いつもの血液の先生は 今はこうして元気だけれども
以前にだいぶ危ない時があった私を ご存知なので
移植を勧めててくれたのですが 移植の先生がまだ早いと言うなら
そうなんだろうね〜 と言う感じでした。
血液の先生曰く いつも移植の先生からは なんでもっと早く
(患者さんを) 移植の方にまわしてくれなかったの?って
言われるから 今回は まだ元気なうちに紹介したのに
「 まだ早いって? 」 と言ってちょっと不満そうでした。
こう考えると いつも元気にしていはいますが
最初の抗がん剤治療中にも関わらず 足の付け根あたりに腫瘍が出来
歩けなくなったことや 首の横に卵大の腫瘍が出来たことや
お腹の中に8センチの長さにわたって リンパ節が腫れたことや
いろいろ考えると 何度か危ない時期もあり よく凌いできたな〜
という感じです。
血液の先生は 「 本当に危ない時もあったよね〜 」 と
しみじみ言ってくれました。
( だって いつもそのたびに もう終わりだね、とか
今度は覚悟をしてね、とか いろいろ言ってましたからね )
私も 「 そうですよね〜 何度も何度も危ない目に
会ましたが 何とか乗り越えてきましたよね 」 と しんみり。
このシーンだけ見た人は あら? 意外とこの二人
しっくりいってるじゃん、と 見まごうばかりの
お互いの気持ちの通じたように見えた一瞬でした。
( たま〜に こう言う時もあるのよ〜 年に一回くらいね )
とにかく それを踏まえて移植をやるかやらないかは自分で決めてね、
という事になり ( いつものお得意の丸投げ ) 私が
「 まだもう少し 様子を見ることにします 」 と言ったら
先生も 「 そう、じゃ副作用の少ない他の治療を考えておくね 」
という感じで 前回の診察を終わったのです。
こういう話をお友達に言うと たいてい
「 へえ〜 でも大丈夫なの〜 そのままで。。。 」
と言われますが 基本的に悪性度の低いリンパ腫は
経過観察 って言うのは良くあるようなのです。
( 腫瘍が小さければね )
結局 こうして今も だらだらと過ごしていますが
この先どうなるかは まだまったくわかりません。
突然 何かおこったら またその時考えることにしています。
でもこんな状態だと先の予定が立たないので それがちょっと
不安です、 というか 不満です。
話は戻ってこの東京ベイコート倶楽部は リーマンショック前に
建ちあがり 当初は かなり販売も順調だったようですが
直後にリーマンショックが起こり そのせいか 今でもまだ少し
販売分が残っているようでした。
( 年間12泊の会員権、 一番お安い低層階のタイプで
800万円〜のようです。 )
建物はものすごくバブリーで 黒と金を中心に
ニューヨークアールデコ ( らしい ) 風インテリアで
ゴージャス感たっぷりです。
スパやプール フィットネスなども完備しています。
素晴らしい施設を堪能させて頂きました。
↓ 夜の 「 東京ベイコート倶楽部 」 は本当にきれいですね。
このお写真はサイトより拝借しました。
さて 中華レストラン、2つ目は 日比谷のペニンシュラホテル
2階にある 「 ヘイフンテラス 」です。
中国蘇州の庭園様式をテーマとした異国情緒にあふれる空間で
広東料理が頂けます。
2階なので景色は望めませんが 重厚な作りのレストランです。
お昼の飲茶ランチ ( 3680円 + サ ) に
名物のお料理を2皿追加でお願いしました。
さて最近新聞によく出ているのが ガンの新しい治療のお話です。
最近は 次々と効果のある新しいお薬が治療に使えるようになり
私達には 大変嬉しい状況になっています。
これからもどんどん新しい治療が 出てくると思いますが
そんな記事を読んでいて 必ず思い出すのが 私が体験した
新しい ( そのころは? ) 痛み止めの事です。
私が以前 移植で100日以上入院した時に感じた
痛み止めのモルヒネのお話です。
その時、治療の副作用で お腹がとっても痛くなった時が
ありました。
まるで 陣痛のようにお腹が痛くなり それこそ七転八倒で
苦しんでいました。
数分おきに襲ってくる 猛烈なお腹の痛みに もう耐えられない、
という時に 先生に訴えて 痛み止めをお願いしました。
その痛み止めがモルヒネだったのですが それ、小さなポシェット
状のものに入っているんです。
そしてそのポシェット状の袋を 点滴台につけたり ( 点滴に
繋がって体に入る ) 普通にポシェットのように体につけたりして
( 痛み止めがすでに入っている管を通して体に入る )
痛くなったら そのポッシェットについているボタンを押すんです。
そしたらその袋から 適量のモルヒネがピュッと体に入るという
仕組みになっているんです。
まぁ便利!
こんな事 自分でやっていいんですか?
自分でモルヒネを管理するって いいんですか?
それだけ患者さんを信頼してくれているんですか?
ってびっくりしました。
↑ ↓ この2品が別注文です。
看護師さんいわく 痛くなってから 看護師さんを読んで
痛み止めを貰って、 と言うと 時間がかかるでしょう?
だから痛くなったら 自分ですぐ痛み止めをいれるように
すれば すぐ楽になれるでしょう?
とのこと。
すごいですよね〜 こんなこと。
ピュッと押すと 本当に 瞬時に効くんです。
あんなに痛かった痛みが すぐ消えるんです。
モルヒネってすごいんだな〜と 本当に感じました。
1回で効かなければ 何度か押しても良いと言われたので
念のため モルヒネ中毒や モルヒネ依存症になりませんか?
って聞きましたが全く大丈夫とのこと、 1回の量も少ないし
1日の量も決まっているので それ以上は出ないようになっている
とのことでした。
それで 同じように 治療中に痛め止めを使っている人は
すぐわかるわけで ( ポシェットをさげているからね )
病棟の廊下ですれ違う時に なんか親近感がわいてきて
他の患者さんから 「 あなたもモルヒネ ですか? 」(苦笑 )
なんて何度か声をかけられたりしていました。
自分でモルヒネを管理できるなんて思ってもいなかったので
その時は大変驚いた覚えがあります。
「 モルヒネを自分で管理できる女 」 なんて
この瞬間 この時に 日本中探したって ほんの数人しか
いないと思うと なんだか誇らしく思えて来て
自分が なぜか米倉涼子になったような気分でした。
それで 数日たって 先生が もう痛みはないようだから
このモルヒネはずそうか? って言うんです。
私 思わず
「 せ、先生 ちょっと待ってください、 これがないと
心配なので お守り代わりに あと数日つけさせてください 」
と 懇願していました。
すっかり モルヒネ依存症になった私でした。 とほほ。。。
でも こんな装置を開発した人ってすごいですよね。
耐えられない痛みは取り除くって言うのが 今の治療のようです。
5年前の情報なので 今は 痛みに対しては どのような治療を
施しているのかは 分かりませんが 新しい治療というと
こんな事を思い出します。
さて 話は変わって 夏休みは 東京ドームで野球観戦をする
機会に恵まれました。 ↑ その時の叙々苑の焼肉弁当です。
主人は 次の日も 高校の同級生たちと野球観戦です。
( 勿論カープ戦よ〜ん )
ドームの客席の上の方に お部屋で観戦できる個室があるそうです。
↓ こんな感じです。
お部屋で飲んだり食べたり テレビも付いているそうです。
ドアから外に出られるようになっていて 席でももちろん
観戦できます。
へえ〜 こんなお部屋があること初めて知りました。
そして ↓は銀座の 「 入母屋 」 和食のお店です。
個室でお料理をいただいて その後 銀座の街が見下ろせる
ガラス張りのラウンジで 和風デザートビュッフェが頂けます。
構造上 窓がとれないようなので 個室のお部屋は暗くて
写真がよくとれませんでした。
だから↓の写真は サイトからお借りしました。
豆すしランチ 2480円。
とってもかわいいお寿司と おかずがいろいろついています。
ただ残念なのは 個室でのお食事は 何時間いてもいいのですが
和デザートビュッフェは45分間、 となっていることです。
45分間って あっという間でした。
おしゃべりは し始めると時間はあっという間に経ちますからね。
とこんな感じで 毎日 普通に過ごしています。
普通に大過なく過ごせることが なによりです。
寒くなったせいか 最近 肩がとてもこります。
心臓とかで倒れた人に聞くと ( って誰よ、って感じですが )
その前から肩がすごくこっていた、という話をよく聞くので 私も主人に
「 最近肩がすごくコルのよ、 きっとそのうち倒れるかもしれないわ 」
と言ってみました。 そしたら主人は
「 私もこのところ ずっと肩がこっているけれど 今も元気だから
あなたも大丈夫だよ 」 と言ってくれました。
そして 最近 家で何もしていないと 手の小指が冷たくなって
行くのを感じています。
血の巡りが悪くなっているんですね。
( 毎月病院でしている採血も 上手な人じゃないと なかなか血が
とれず 何度もやり直しをするのでとっても嫌です。
冬はお湯で腕を温めてから やって貰っています )
主人に 「 小指が冷たくなって行くのよ〜 こうして徐々に全身が
冷たくなって行くんだわ〜 」 と言ったら
「 まだ小指でしょう? 全身が冷たくなるには まだだいぶ
時間がかかるよ 」 と今度はこうきました。
さすがの私も 苦笑いです。
でもね、 笑いによる免疫力って 作り笑いでも 苦笑いでも
同じくらい効果があると新聞に書いてありました。 ほっ!
あっという間に1年も終盤に入ってしまい ちょっと気持ちは焦り
ますが 苦笑いでもしながら今年を乗り切りたいと思っています。
では 次回は沖縄のホテル 「 喜瀬別邸 」 を紹介します。